私、『天日干し』ラバーです。
畑をやっていると、どうしても一度に大量に収穫されるものがあるせいもありますが、そうでなくとも道の駅の産直野菜などに大興奮してついつい買い込んでしまうことがあります。
そんな時、新鮮なうちに食べ切れればいいのですが無理だな…と感じた時にはとにかく『干せるものは干す!』がテッパンです。
下処理して冷凍もやらないではないのですが、畑収穫物の保存となるとすぐにパンパンになってしまうので、冷蔵庫やカラカラにしてしまえば常温でも保存できる干し野菜はとても重宝するんです。
薄い葉物やアクが出たり色が悪くなるもの、水分の多いものをまるごと干すなど向かないものもありますが、かなりの野菜は干せます。そして何より切って干すだけなのですごーく簡単!
きのこや大根などがメジャーなところかと思いますが、水分が抜けるので味が凝縮される感じがあります。中には栄養価が上がるとも言われているものも。
また食感が変わるので、干したものと干さないものと食べ比べてみるのもおもしろいです。
先日大根が安売りされてました。でも1本丸ごとの大根ってなかなか使うのに苦労しますよね。
しかもしばらくそんなにガッツリとキッチンに向かえない仕事状況。
となれば干すしかありません!!
今回は使う用途別に切り方を変えて干します。
厚めの輪切りは煮物や大根ステーキがオススメ。
くし切りはぬか漬け用。
いちょう切りはお味噌汁に便利。
(ちなみに手前のは2日くらい干したくし切りの玉ねぎです)
5月下旬ですが、30℃近くまで気温の上がる晴天。
1日日中干していただけでこれくらい小さくなります。
このあたりで回収、冷蔵庫保存なら程よく水分も残って、でも味は凝縮されて十分美味しくいただけるのですが、
2日目、更に干してしまいました。ちょっとやりすぎたか…
いちょう切りの大根はカラッカラになったので常温で保存できるほどですが、ここまでいくと一旦水に戻す必要がありそうです。
こうして回収したあとはジップバックに入れて、水分がまだ残っているようなものは冷蔵庫で、カラカラになるまで干したものは常温で保存します。
うちではこんな感じできのこ類、ネギ類、大根、人参、カボチャなどなどいろんな干し野菜がストックされています。
こうして干してストックした野菜のメリットは、もう切ってあるのでそのまま料理に使えるところにもあります。
お味噌汁なんかは忙しい時干し野菜いろいろ入れるだけで包丁なしに作ることだってできます。
他にやったものとしては、
以前ネギ油をご紹介した玉ねぎの葉の部分、小口切りにして干すと簡単干しネギ
レンコンは酢水でアク抜きしてから干します。
あと、夏になると大量にできるミニトマトも食べきれない分はドライトマトにしてしまうと煮込み料理に深みを出したりドレッシングなどにも使えて便利。カサもかなり小さくなります。
トマトのように水分の多いものは干し上がるのに数日かかるのでカビやすいです。
切った状態で晴天が続く日に一気に干してしまうのがポイント。
と、まあうちでは大きなザルも小さなザルも天日干しのために購入、飛ぶようなものはネットに入れて…しょっちゅう何かが干されてます 笑
簡単おいしく保存性抜群の干し野菜。
いろいろ試してみるとおもしろいですよ。
投稿者プロフィール
- 古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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