種から発芽で10年越し!ビワの実がついたので鳥よけ+再発芽実験!

私が選ぶ好きな果物ベスト5に確実に入るであろうビワ』
そこらへんの庭先やら畑やらよく植わってるし、実がぎっしり付いてるのもよく見かける。
なのに買うと高い!!

そんなビワ、家の庭から好きなだけもいで食べる夢を持ちつつ、うちにも木が1本だけあるんですがなかなか実がつかず、ようやく今年初めての実をつけました。

実はこの1本、6年ほど前私がこの家に来たときにはヒョロヒョロでプランターに植えられてはいるものの手をかけてもらっている様子もなくだらしなく傾いてなんとか生きてる感じでした。
以前からの住人であるデザイナーに「このビワ何?」と聞くと、

『食べたあとの種埋めといたら出てきた』と。

なんですと?!そんなことってある??
というのも、私、小学校上がったくらいの歳からビワ食べたさに何度も何度もやってみては失敗してきてたからです。土に埋め、水につけ、いろいろやってきてもできなかった発芽、
こんな身近に成功者が!!
しかもそんな私的偉業をなして出てきたビワの木が、なんでこんな可愛そうな扱いを受けているのかと。

その頃畑や庭造りを進めていたこともあり、ちゃんと地面に定植してあげることにしました。
写真が残っていなかったのですが、背丈5~60cmくらいだったんじゃないかと思います。

それが今年

ずいぶんと立派になったものです。3mくらいあるんじゃないかと…
そして待ち望んだ実!!

今年さくらんぼの実も初めていくつかついたのですが、見事に鳥に食べられてしまい、ずいぶん悲しい思いをしました。
ビワの周りにも熟すのを待って偵察かのように鳥が来ていたので、なんとか守らねば!と検索検索…

木の周りをネットで覆うほどにはできないので、実のついている箇所を紙で覆う方法がいいんじゃないかと試してみました。
使うのはちょっとツルッとしたチラシの紙。
実のついている枝の根元でホチキス止めしてあります。

これがなかなか素晴らしい効果を発揮してくれまして。
少し色づき始めたくらいで紙をかけたので1週間以上は袋掛けされてました。
その間雨が降ることもあったのですがちゃんと持ちこたえ、

この通り!1個も鳥に食べられることもなく守られました。
4本の枝で合計20個くらいはついたんじゃないでしょうか。


しっかり木で熟すのを待って収穫し、洗って実食です。
贈答用のものみたいな立派な大きさはありませんが、まぁまぁなサイズにはなりました。
で、お味は…
あまーい!!
大成功です。ほのかな酸味も混じって、これぞ求めていたビワの味!!

これから毎年このビワが食べられるかと思うと楽しみで仕方ありません。

そして、まぁここにいる限りこれ以上木を増やすことは難しいのですがやっぱり昔できなかったビワの種を発芽させてみたい。という思いが拭いきれず、あの当時にはなかったGoogle先生に聞いてみたところ…
見つけました。発芽させる方法。

早速食べた後の残った種で実験です。
食べ終えた種は茶色なのですが、この茶色、薄皮のようになってくっついてるだけで剥けるんです。

これを剥くことが大事だったんです。

剥いたらこんな緑がかった白い種が出てきます。
これをティッシュを下にひき水を張って種の半分くらいが水に浸るくらいを維持して明るい場所に置いておきます。

すると1日も経つと光合成をして種全体が緑になります。
そこからまたしばらくすると、根っこが出てきました!
順調にワサワサ伸びます。

さらにさらに根っこから遅れること2週間くらい。
ついに芽出ました!あんなゴツくて大きな葉っぱになるとは思えないかわいい芽!
そこから先日培養土に移しました。

このまま成長してくれるか期待して見守りたいと思います!

投稿者プロフィール

所長ゆか
所長ゆか
古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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