『らっきょう』6月にもなると道の駅や産直で土付きのらっきょうがドサッと入ってけっこう安く売られています。
ドサッと入ってるものにはどこか惹かれてしまう…
しかもスーパーで見るきれいに洗われて漬けるだけになってるらっきょうはけっこうお高い。
自分で土とって皮剥いて下処理すればいいだけならやってやりましょう!と意気込んで購入。
しかもせっかくやるなら発酵好き贅ラボらしく甘酢に漬けるとか言わず乳酸発酵のみで仕込んでやりましょう!
では早速下処理
新聞紙敷いてペティナイフとミニまな板を用意。
何個かくっついてるのはパキパキ分けて、頭と根っこ部分を切り落とし、外の皮を剥いていきます。最初どこまで剥いていいのか悩みますが、汚れた皮がなくなってツルッときれいな部分が出てきたらOK。
それをもうとにかくとにかくやり続けます。
が!この作業がまた思った以上に大変で…
素手でやると指先や爪の間、間違いなく真っ黒になります。薄手のゴム手袋あったら使ったほうがいいですが、微妙な指の感覚で剥いていく感もあってちょっともどかしさがあります。
ただ剥けばいいだけと思って甘くみていたのがかなーり大変。
剥いてある漬けるだけだけのスーパーのが高い理由がよく分かりました。
ちなみにらっきょう、私も育ててみたくもなって調べて分かったんですが、こんな小さなものなので、玉ねぎなんかと比べてすぐにできるものかと思いきや、植えてから収穫までまるっと1年近くかかります。なんなら2年ものなんてのもあります。
剥くのも大変なら育つまでも時間のかかった子たち、そう思うと食卓に何気なく並んでいても大事に食べたくなりますよね。
では、話を戻して頑張って剥き終えたらっきょうたち、漬けの作業に入ります。
剥いてあるのを購入された方はここから
乳酸発酵でらっきょう漬けの作り方
材料
・皮を剥いたらっきょう ーーー500g
・塩 ーーー25g
・砂糖 ーーー100g
・水 ーーー500ml
作り方
清潔な容器に水に塩、砂糖を溶かしたら洗ったらっきょうを漬け込む。
常温で1ヶ月待つ。
以上!皮さえ剥いてしまえばなんて簡単なんでしょう!
写真ではうまく撮れませんでしたが、数日でポコポコと気泡が出てきます。発酵が進んでいる合図です。楽しみに待ちましょう。
1ヶ月と書きましたが、らっきょうの辛味が抜けるいい頃合いまで常温で、そろそろいいな、と思ったところで冷蔵庫に移します。
これ、しっかり漬かったらっきょうは本当に美味しいです。甘酢に漬けたものより酸味、塩みともすごくマイルドで、特別らっきょう好きでもなかった私がポリポリといってしまいます。
日常食卓に出してるとあっという間に無くなってしまいそうなのでうちではカレーの時のとっておきとして小出しにしてますが、冷蔵庫に移して半年以上経っても美味しくいただけております。乳酸菌強し。
そして、大事に食べてきたらっきょうも次の年のが出てくる前に食べ尽くしてしまいそう…という危機感から代用になりそうな乳酸発酵野菜漬け、順次実験に入っています。乳酸発酵の野菜としてはザワークラウトがメジャーどころではあると思います。うちでも定番です。
もうちょっと歯ごたえのある野菜でできないかな、らっきょうに近いものだと玉ねぎとか?
と考えつつ、実験始めてますので【これぞ!】っていうのができた時にはまたこちらで紹介しようと思います。
投稿者プロフィール
- 古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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