燻製BOXを作ってみた

『燻製』その魅力に取り憑かれて実はもう5~6年のキャリアになります。

それもダンボール燻製一筋!(って実はステンレス燻製器欲しいと思い続けてますが)

燻製方法には大きく3種類、熱燻、温燻、冷燻とあり、ダンボールでできるのは温燻になります。

中華鍋や燻製器でスモークチップを熱源使って高温、短時間で仕上げる、
自家製燻製といえば!みたいなのは熱燻です。

それに対しダンボール燻製はスモークウッドを使います。
直接火をつける、いわばお線香タイプ。
30~80℃くらいの温度で時間をかけて燻します。

なので生のままのお魚やお肉に火を通すことはできず、基本的に熱処理したもの、そのままで食べられるものを燻製することになります。だから燻製器ほしいんだよな…

はじめはまだ事務所立ち上げもしてない頃、好奇心旺盛デザイナーが名古屋市内まあまあな都会に住んでいた私の自宅マンションに自作1号を持ち込んだのがきっかけ…

 

こーんな縦長サイズの吊るすメインのでした。

バルコニーでもっくもく…よく苦情こなかったな…

そう、ダンボール燻製はそこまで気密性高くないので室内でやると部屋中燻されます。

火災報知器鳴る恐れがある上、しばらく匂いは取れません。

現在うちは匂いが出ようがお構いなしの古い戸建てなので換気扇回してやることもありますが、室内でやるのは要注意です。

これが『自分で作る燻製うまい!!』
とハマるきっかけになるわけなのですが、燻香の付きがいまいちだったり完成度にばらつきが…

扉部分煙が漏れ過ぎで箱も長い為、上部まで燻されない。
結局網に乗せたほうが楽だよね。
などなど改良点がみえてくるわけです。

そこは緻密な模型を作り続けて1◯年のクリエイター、腕の見せ所です!
改良版を作りました。

 

はい!コンパクト!そして扉部分の気密性もアップ。
竹串を使って吊るすバージョンにも対応化!
更に小さめサイズなのでスモークウッドも少量でしっかり燻香がつきます。

使ったのはダンボール、ガムテープ、両面テープ、15cm角の網(100均)、皿(100均)のみ!
(扉の止めに木パーツとタコ糸つけてますがほぼ飾り、自宅用は無しで使ってます)

実はこれ作ったことでしばらく燻製BOX作ろうワークショップ(と言う名の飲み会になること多々)なんかも事務所でやったりしてました。

あくまでも燻製の先生ではなく箱を作る先生として 笑
カッターの使い方講義なんかもしてました。
意外に人気だったんですよ~

ダンボール燻製の良さは手軽に安価にできて汚れたら捨てられること。

更に紙が水蒸気吸ってくれるので熱せられた水蒸気が滴って素材について失敗することがほぼありません。(燻製に水分は大敵です)

と、まあしばらくはこの2号を何代にも渡り愛用していたわけですが、マンガ「いぶり暮らし」はじめいろいろな方のブログなどを読むにつれ、
『もっと極めたい!』『いろんな食材やってみたい!』
との思いが沸々と湧いてきまして。

先日、さらなる改良版作りました。

はい、見た感じあんまり変わりません 笑

が、画期的改良がされてるんです!

・ちょっと背高め
・網が変わった
バットが乗せられる!

ウッドとの距離を保ちつつラクラク2段使えるようにしたので一度に燻製できる量が増えました。

そして悩みのタネだった網!これまで100均で2枚セットの15cm角焼き網使ってたんですが、これがま~洗いにくくて。
うまく洗えずタールがびっちりついてくるとその網に乗せた食品も焦げたようにタールがついて味も見た目も悪くなるので定期的に変える必要があったんですが、ステンレスバットと一緒に売ってる水切り網、こちらステンではなくメッキ塗装してあるだけなんですが、
すご~く洗いやすいーー!!
普通バットの中に収めて使う水切り網ですが、微妙なサイズ違いがあるので網大きめバット小さめのセットで網の上にバットを乗せて非常に重宝してます。

で、バット。これ今回改良一番の目玉なのですが、調味料燻製がやりたかったんです。
醤油や各種オイル、マヨネーズなど表面積の広いバットはもってこいなのです。
そしてこれも洗いやすい!陶器のお皿とかは汚れとれなくなるものもありますから…

もうマヨネーズなんか絶品です。
燻製前
燻製後
色からしてなんて美味しそう!これ、ハマります。(あ、ちなみにマヨから自家製です)

ということで、今までで一番の自信作なのでこの箱の作り方&使い方公開。
燻製BOXを作るー作り方ー編へつづく

投稿者プロフィール

所長ゆか
所長ゆか
古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
スポンサーリンク




フォローする

スポンサーリンク