『カッティングシート』
建築業界におられる方、DIY好きにはお馴染みの材料でしょうか。
カッティングシートという名前、私も建築業界の片隅にずっといるので他の名前で言われてもしっくりこない、くらい慣れまくった呼び方ですが、中川ケミカルさんが商標登録しているそうで、多くのメーカーから名前の違う同じような材料は出てますが、
総称では『マーキングフィルム』が正しいようです。
マーキングフィルムは、屋外の看板やウィンドーのガラス、会社名の入った車など様々なところで使われています。
主には塩ビでできていて、シール状に粘着剤がついています。
いろんな色のものがあり、屋外に使用しても耐久性があり、うまくやれば剥がすことも可能。
そんな万能マーキングフィルム、専門業者さんでキッチリ切ってもらって購入することもできますが、フィルム自体はネットでもいっぱい売ってます。
うちがいつもお世話になってる徒歩圏のホームセンター(大型店ではありません)でも
こんな感じで10cm単位で切り売りしてくれます。
と、いうことでやっと本題!
マーキングフィルム、自分で切って貼ってみよう~!
このフィルム、分厚く見えるのは裏紙で表面はフィルムというだけあって非常に薄いです。
カッターなどでも簡単に切れますが、ここは持ってるものを活かさない手はありません。
レーザー加工機使います!
今回貼るのはこちら
デザイナー愛用のiPadケース(ボロボロだな…)
表面をよく拭いて準備。
マーキングフィルムを用意します。
今回はこの黒で。
デザイナーに自分の好きなデータ作っといて、といった結果来たデータがこちら
いつも細かい繊細なものばっか出してくる奴にしてはシンプルでよろしい。
で、レーザーで一気に、裏紙貫通しないパワー設定で表面だけ切ります。
ちなみにレーザー、塩ビカットはあまり向いてなく、ヤニや焦げが出てしまいやすいので明るめの色使う時はマスキング貼ってからレーザーかけます。
カットができました。
今回マスキング無しで切ったので汚れをアルコールでフキフキ。
塗料が塗ってあるわけじゃないのでアルコールで拭いても問題ありません。
が、一応不要なところで試してからにしてくださいね。
必要な大きさだけカットします。
そこからいらない淵の部分を剥がします。
はい、ここで更に登場アプリケーションシート。
大概マーキングフィルムと一緒に売ってます。
せっかくデータ通りに切った絵柄もバラバラに貼るのはバランスをとるのが難しいですよね。
そこで活躍してくれます。
アプリシートの裏紙は透けるので、必要な大きさにカット(少し大きめがいいです)
アプリシートは透明のシート。これを上から貼っていきます。
カドから合わせてつるっと。
はい、できました。
ではここからマーキングフィルムの裏紙を剥がします。
アプリシートの粘着は弱いのでゆっくり少しづつアプリシート側にフィルムを移していきます。剥がしたらホコリが入らないようにすばやく次の工程へ。
ここでようやく貼り付け作業です。
貼りたい部分に合わせたらできるだけ空気が入らないように、空気を押し出すように貼っていきます。
貼ったらぎゅぎゅっと押すのもお忘れなく。貼るものが大きい場合はヘラやローラーがあると便利です。
さて最後!表面のアプリシートを剥がせば出来上がりです。
これもゆっくり丁寧に。
完成~!
自分だけのオリジナルケースが出来上がりました。
ちなみに今回私が購入したホームセンターでは
マーキングフィルム(屋外用サインシート):1mあたり¥1,166
アプリケーションシート:1mあたり¥645
共に10cm単位で切り売り可。でした。
このように綺麗で簡単にマーキングフィルムは貼ることができます。
え?お前レーザー使ったからじゃん!って?
カッターで切ってたらそんな綺麗にも簡単にもできないよ!って??
そんなあなた、マーキングフィルムのカットご用命はSyyson design worksまで!
ヨコ600×タテ400mmサイズまで加工可能です♪
あ、宣伝しちゃった 笑
投稿者プロフィール
- 古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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