『燻製』ネタです。
卵やチーズ、ソーセージにナッツ、牡蠣など一般的定番から
たくあんやオリーブ、塩辛といったちょっと変わり種まで上げたらキリがないくらい、いろいろ燻製試してきましたが、なんといってもダンボール燻製オンリーなので、先に火を通さないものはとりあえず避けてきました。
が、ここにきて「やっぱり燻製といえばベーコンでしょ」という話になり、
更には市販のものでも絶対火通して食べなきゃいけないものだと信じてやまなかった私と、
ベーコンは生でいくでしょ!というデザイナー。
(調べによりますと市販のものは加熱非加熱かかわらずそのまま食べれるそうです)
そんな論議まで巻き起こったベーコン。
もうそんな話してると頭の中はベーコン一色。
調べました!そしてちょっとした工夫によりダンボール燻製でもできる方法見つけました!
それでも自家製、しかも豚肉。食べる時には火を通して食べましょうという約束の元、ベーコン作り開始~!
豚バラブロックを使うことの多いベーコンですが、今回は脂の少ない肩ロースを使ったショルダーベーコンに挑戦です。
ショルダーベーコンの作り方
材料
豚肩ロースブロック--- 250g
塩----------- 12.5g
砂糖---------- 5g
コショウ-------- 2.5g
ローリエ-------- 小4枚
作り方
①塩漬けします
お肉に調味料が入りやすいようにフォークでブスブスと両面穴を開け、
混ぜておいた分量の塩、砂糖、コショウを擦り込みます。
ジップバックに入れてローリエも加え、空気を抜いて冷蔵庫で1週間。
その間、袋ごと1日1回お肉をもみもみして上下を入れ替え。
②塩抜きします
漬け込んでおいたお肉を出し、表面をざっと洗ったら水につけて少しだけ水道の蛇口を開けた状態で流水3時間ほど。もしくは30分毎に水を入れ替え。
が基本ですが、うっかり4時間つけっぱなしにしてしまいましたが結果的にちょうどいい塩加減でした。
端を少し切って焼いて味見してみて、塩加減の調整をするといいです。
③水抜きします
キッチンペーパーでよく水気を拭き取り、更に水気を飛ばすため風通しのいい場所に一晩干します。この日は気温が低かったため風に当てて干しましたが少しでも気温の高い時は冷蔵庫で。
④温乾します
さてここから燻製BOXの出番です!
ウッドを使わず40℃~50℃で2時間。さてどうしようかと。箱に入れられる熱源……!
うちでは炭焼の焼鳥やBBQをよくやるので炭があるじゃないかと。
少しの量なのでコンロを使って炭を起こします。
お皿に移してBOXへIN!
丁度40℃を超えたあたりでキープ。炭優秀!
⑤燻製します
ここでやっとスモークウッドを使って燻製に入ります。
60℃~75℃くらいを目安に2時間。さくらウッド使いました。
ここでもダンボールにスモークウッドだけではここまで温度が上がらないので炭併用。
ちょうどいい温度になるように炭の量で調整します。
じっくりと待ち…
燻製終了!すぐに食べたいところですがもう1日冷蔵庫でおやすみなさい…
さて!10日程かかってやっと完成のベーコン!
切ってみると…
お~~!ベーコンになってる!!
さっそく家で採れたアスパラと共にいただきます。
程よく効いた塩と胡椒の香り、それに市販のものより遥かにはっきりとした燻香がたまりません!
これはまた絶対リピートしたいお味!
今回は肩ロース使ったのでバラ肉バージョン、他のスパイスやハーブを効かせたバージョンも試してみたいと思います。
追記
残ったベーコン、厚切りで焼いておつまみに、カルボナーラにと調理され、今回の分は完食いたしましたがどれも絶品!大変美味しゅうございました。
投稿者プロフィール
- 古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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