先日、実家に帰省したところ両親が北海道旅行に行っていたらしく、
「はい、お土産」と、
昆布昆布昆布…
どんだけ昆布ばっか買ってきたのよ!
というくらいの昆布を持たされました。
確かに数年前、両親から北海道土産に礼文島産の利尻昆布をもらい、それまでだしパックに頼るばかりできちんと昆布や鰹から出汁をひくなんてことしなかったのですが、あまりの美味しさに感動して以来、常に昆布と削り節、煮干しは常備して切らしたことはありません。
各産地の昆布取り寄せて出汁の飲み比べなんかもやるほどハマりました。
そんな娘の話を聞いていたところからのこれ。
はい、母にギャグ要素は一切ありません。
「あって困るもんじゃないでしょ?」と、ものすごく素でした。
ありがとう、母。しばらく昆布には困らないよ。
そしてもう一つ言うなら道東に絞って旅行に行ったはずなのになぜ三大だしで有名な羅臼昆布じゃなく日高昆布…まぁいいけど…
*くらこんHPより
そんな事情で、出汁にする用じゃない昆布まで大量にあるので何を作ろうかと考えた結果思いついた【酢昆布】
しかもちょうどいいことにうちでは梅干し作るので梅酢もある。
梅酢昆布ができるじゃないか!ということで作ってみました。Let’s梅酢昆布!
(梅干し作ってない方、梅酢だけでも売ってます。もちろん穀物酢のみでもOKです)
梅酢昆布の作り方
材料
・昆布 ーーー40g(乾燥)ちなみに今回使ったのは薄めの棹前昆布
・梅酢 ーーー250g(あるだけ)
・穀物酢 ーーー100g(浸るのに足りなかった分なので梅酢と合わせて350g)
・砂糖 ーーー大さじ3
・塩 ーーー少々
作り方
昆布を計ってつけておくビンに入る大きさにカット。
通常昆布は汚れを拭き取る程度ですが、
袋にこう書かれていたので今回は水で洗いました。
梅酢を注ぎます。愛用する三河しろたまりのビンに入ってますが梅酢です。
全体が浸るのに足りない分穀物酢を足し、一晩寝かせます。
ボールに砂糖と塩を入れ、浸けていた酢を50~100ccくらい入れて溶かします。
漬け込んだ後の酢を多めに残して楽しみたい場合は半分くらい水で溶いても構いません。
あまりここでの水分を増やすと後のフライパン時間が長くなるので程々に。
昆布を適当なサイズにカットしてボールに移し満遍なく絡めます。
ボールの中身全部をフライパンに移し火にかけ水分が飛ぶまで混ぜ続けます。
酢のにおいがむわっと立ち込めるので換気しながら、顔を近づけすぎると咳き込みます。
水分が抜けると砂糖でテカっとします。焦げないうちに火を止めます。
はい、ここから超地道な作業です。
ザルに昆布を1枚1枚広げていきます。
きーーっ!!ってなりそうな作業ですがおいしい酢昆布のためです。
がんばりましょう。
あ、お酢ですのでね、金属のザルなど使うと悲しいことになりますのでご注意くださいませ。
この時点で味見してもらっても、紛うことなき酢昆布!!後は乾燥を待つのみ。
後で思った。乾かした後で細かく切ったほうが楽だったんじゃ…
次はそれでやってみます…
うまくいけば次の日には表面に粉を吹いたようになるはず…
はず…
はず…
まぁならなくても美味しくいただけます。粉吹くのを待ちすぎてカリカリのおしゃぶり昆布になってしまう前に引き上げましょう。
ちなみに市販の酢昆布は「魔法の粉」なるものをまぶしているとのことなので、あんなに粉まみれにはなりません。
ん~梅の香り漂うおいしい梅酢昆布が出来上がりました!
おやつについつい手が伸びてしまいます。
きっとダイエットにもなる、、、はず。これ以外おやつ食べなきゃね…
今回新しい棹前昆布使いましたが、今度は出汁とった後の昆布でもやってみようと思います。
ちなみに昆布を漬けておいた残った酢、酢の物に和風ピクルスにドレッシングにと使えます。
昆布酢としてわざわざ酢を使うために作る人もいるような旨味のあるお酢になってますのでぜひぜひ使ってくださいね。冷蔵庫で2週間位は持つそうです。
うちの大活躍しろたまりビンも、更に書き足され冷蔵庫へ…
投稿者プロフィール
- 古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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