【秋の畑準備】籾殻土に鋤き込んでみた

少し前にはなりますが、9月はまだ暑い日も多い中、畑も冬に向けて準備に入る季節です。

夏野菜がほぼほぼ終わり、休耕地にしておいたところも含め耕して土作りを始めます。

が、今年の夏は何度も言ってますが連日猛暑?酷暑?の異常気象。
更には全く雨が降らない日照り続きでした。

そんな中で休耕地にしていた箇所なんかは草も育たないほどのカラッカラ状態になってまして…(野菜が植わって毎日水やりしていたところはそれほどでもないのですが)

耕すにも一苦労、土が固まってしまっているわけです。
でも大概の野菜にとって理想的なのはフカフカの柔らかい土。

どうしたものかと思っていたところで、たまたま出掛けた先の道の駅で見つけてしまいました。

これ。
お米の籾殻です。しかもかなり大量!
デザイナーが担いでますが、サンタクロース状態です。笑

お米の収穫期には出るんですよね。田んぼを持ってる農家さんが近くにいたりするともらえたりもするそう。

これが畑をフカフカにするのにとてもいいんです!

土作りをする時、うちでは苦土石灰、発酵鶏糞、有機配合肥料をMIXして混ぜ込みます。
そのときにこの籾殻も一緒に混ぜ込みます。

籾殻自体に肥料的な成分は殆どないとのこと。
更に性質的に窒素飢餓になってしまったりといった心配もほとんど無いようで、いつもの配合量に単純にプラスするだけでいいというのが非常に楽。

パーライトのような土壌改良材もありますが、籾殻は何年もかけて土に返っていくようで、自然なものを使うことで畑を元気にしてくれるっていうのが気に入ってます。

で、籾殻を入れた畑の土作り

よく見ると籾殻が混ざってるのがわかってもらえますかね?

これ、もともと少し粘土質だったこともあってカラッカラだったところと思えないほどフカフカの畑になったんです!

籾殻の力すごい!!

ちなみに今回は土に混ぜ込むことで利用した籾殻ですが、
・敷き藁代わりに土の乾燥を防ぎ、保温をする
・籾殻くん炭にして肥料とする
といった使い方もある優秀な素材。

でも考えてみれば籾殻ってお米を作ることを目的と考えれば必要のない捨ててしまう部分。
藁にしてもそうですが、そういった部分がまた他の作物を育てるときに有効な働きをしてくれるって無駄がないというか、循環してるというか、昔からの知恵という部分も含め、なんだかすごいな、と感じてしまいます。

趣味程度にやっている畑ですが、こういった大事なことを学ぶ場にもなっていて、新しい発見もたくさんあるんですよね。
こんな小さな畑でも始めてから農業について、食について、これからの生活について、いろいろと考えることも増え、自分なりに向かいたい方向も見えてきています。
またそんな話も少しづつこのブログでできたらなぁなんて思ってます。

今日は真面目に締めてみました!

投稿者プロフィール

所長ゆか
所長ゆか
古民家ぜいたく研究所 所長。
Syyson design worksのデザイナー&クリエイター、モノづくり担当。
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